FAIRY†SONG
コルトを自分の部屋に
招き入れたラルドは
自分の部屋の
明かりを付けて驚いた



「ごめん!俺まだ風呂はいってなくて‥血がついてる‥」


至るところに
血が飛んでいた



「いいよ‥!大丈夫!だって‥私もだから‥」

そういってコルトは
手を開いた


「エルアのとこから‥直で来たから‥ごめんね‥」



「それ‥エルアの血なのか‥?」


「‥うん」



パンッと
ラルドはコルトの
手のひらを握った



「血が付いちゃうよ?!!」

「いいんだよ‥聞いたんだろ?エルアが怪我した理由‥」




「うん‥」

コルトはうつむいていった



「また同じ過ちをしちまった‥」


「ううん‥!!違うよ!!!だって‥今日は村を守ったでしょ?!」





「‥‥そうだけどっ‥」



「村の人は感謝してる人もいたよ!!もちろんエルアも!!」


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