FAIRY†SONG
少し話した後
コルトと2人で
村の入り口に行った





「‥‥見送りか?」


「シド‥!」



門の下に
シドが立っていた


目を合わせることなく
ラルドを見ることなく
話し掛けた



「全員揃ったかしら?」


アウラもアルを連れてきた
アルは見送りらしく
少し寂しげな顔をしている
エルアもアウラと
一緒に来ていた



「あら?ラルドどうしてここに?見送りかしら?」





「俺‥‥俺‥!一緒に旅に行きたいんだ!!」



「‥だめです。これは遊びじゃないのよ?」


アウラはため息をついた



「わかってる。危ないって事も」




「足を引っ張られる身にもなってみろ‥それにお前はなんの権利でそれを言っている」

シドが呆れたような
口調で言い、続けた


「お前は竜騎士を傷つけて、普通なら罰を受けるべきではないのか?」


「っ‥」




くそ‥
やっぱり行けねぇのか‥



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