FAIRY†SONG
「罰を受けるべきではないのか‥か。まぁ確かに普通なら、償えって言われるかもね‥」


「エ‥エルア?!!!」


コルトが驚いたように
エルアを見る



まさかエルアが
そんなことを言うとは
思わなかったから





「竜騎士が決めたらどうだ?ラルドの罰を」



「あたしが決めていいんですね?先生もコルトもそれでいい?」


真剣な表情で
アウラやコルトを見る


「エルア‥?‥‥え‥えぇ‥」



アウラまで驚いている




エルアの黒い瞳が
ラルドを見た


冷や汗が流れる



「あたし達と一緒に旅に来ること!」



「え‥?」


ラルドはエルアを見た




「旅は危険だし、怪我だけじゃ済まされない。だから、あたしやコルトはラルドを危険な旅に連れていきたくなかった‥」




エルアは
ラルドの目を見て続けた



「ラルドにその覚悟ができてるなら‥旅に来て、死と隣合わせで戦うことを罰とします」



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