FAIRY†SONG
「「「「うわぁー‥!!!!」」」」
子供4人が叫んだ
山道を抜けた先は
風景が変わって
真っ白な世界
「雪って言うんだよなっ!これっ」
「きれいだねーっ」
コルトとラルドは
目を輝かせて雪を見ている
その少し後ろでは‥
「さすが北国ね‥」
「アウラ、寒いのー?」
「寒いわ、すごく。早くいきましょう」
「姉さん、年だからね。年をとると寒が「黙りなさい、アル」
「ふべっ!!」
思いっきり頭を叩かれた
シドでさえ
少し驚いたぐらいだ
驚いた、といっても
眉が動いたくらいだけどね
エルアは
アウラに年の話をしない、と
心の中で誓った