FAIRY†SONG

第一の神殿




部屋に入ってもコルトは
なかなか寝付けなかった


「‥‥‥‥」





あたしは‥一人だけ戦えない
無力で‥
みんなに守ってばっかりで






首元の石に月の光が当たって
輝きを増した






「‥コルト‥?」



「エルア‥ごめん起こしちゃったね。大丈夫、あたしも寝るから」


「ならいいけど‥おやすみコルト‥」



「うん‥」






あたしに出来ることはなんだろう‥


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