FAIRY†SONG
『よくぞここまで来たな』
シーヌの声が響いた
羽をまとったシーヌは
宙に浮かんでいる
『ここでは、神子と竜騎士から預かっている本当の力を返す場所だ。』
「「本当の‥力?」」
『受けとるがいい』
シーヌが手をかざすと
エルアとコルトの全身が光った
『これがすべての力ではない。すべての神殿をめぐることで、お前たちはもとの姿に戻る』
「特に変化がないですけど‥」
エルアがシーヌに問いかける
シーヌは少し微笑んだ
「裏のありそうな笑い方ね」
アウラが冷静に言った