蹴想

そしてあたしは、できるだけ近づこうと

休み時間には廊下に出て
土田くんと会おうとしたり、土田くんの前では
笑っていようと
とにかく頑張った。


それでも土田くんと話したりすることはできなくて。
仕方なかった。



そんなことしている間に
どんどん入試が近づき、
とうとう試験当日。
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