恋のMELODY
「俺らの村にいるぜぇ~」
「殺しては・・・いないのですね?!」
「あぁ」
良かった。
とにかく生きている。
その事が今の私にはとても嬉しい事。
「立ってて疲れねーか??座れよ」
瑠真は自分の隣を手でポンポンっと叩いて柚のほうを見た。
もう瑠真に対する警戒心なんかは無かった。
「・・・では・・・」
隣に座った柚を瑠真は見つめていた。
ドキッ
私の心臓がはねるのが分かる。
大きな透き通った綺麗な瞳。
すごく・・・
綺麗・・・。
しばらく沈黙が続いた。
「お前やっぱ・・・」
沈黙を破ったのは瑠真だった。
「いい女だな!!」
ニッと笑う。
私・・・この笑顔・・・
好きだな。