恋のMELODY




「姫様は必ず私が!!命に代えてもお守りいたします!!」




郁は私の手を引き城の廊下を走った。




父上…



皆…





死なないで…!!





「ささっ!こちらへ隠れてください!!」



私と郁は隠れ家のような小さな部屋に入り身を潜めた。




「郁…皆…どうなったかな?」





体がガタガタ震えるのが分かる。


そんな私の体を郁は抱きしめてくれた。





「きっと大丈夫ですよ!安心してくださいな!」



「う…ん…」








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