恋のMELODY
後ろを振り向くと、そこには永朋様が立っていらした。
「永朋様・・・」
まだ唇に感触がのこっている。
体も火照ったまま。
「どうかなさいましたか?具合でも悪いので?」
私が顔を下に向けていたものだからなのか、永朋様は心配そうに尋ねてきた。
「いえ!!なんでも!!」
顔を勢いよくあげた。
「なら良いのだが・・・」
「そ・・・そういえば!!お話とは・・・?」
「あ・・・!その・・・」
永朋様の言葉が詰まる。
何かまずい事を聞いたのだろうか・・・??