恋のMELODY






「もう着いちまったな、城に帰ったら傷の手当してもらうんだぞ?いいな??」



「はい・・・瑠真様は母上みたいですね」





クスクスと笑う柚。




「んな?!そんなんじゃねーよ!!」



「そうですか?」




まだクスクスと笑っている柚。




「ったく!俺は男だぞ!!」



「ふふっ」






瑠真と一緒に居る時の柚は輝いていた。



どんな美しい花や宝玉よりも・・・






ずっと



ずっと










美しく輝いていた――。













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