Love Forever
「ちょ・・・おま・・・
 泣くなよ・・・・・・」

泣くなよ・・・って泣かせてるのは潤じゃん。

「フゥ~・・・わかった。言うよ。
 俺が顔上げなかった理由・・・。
 でも・・・誰にも言うなよ?」

「うん。」

「それは・・・・」

言葉に詰まっていた。

「それは・・・その・・・

 俺の・・・・・・・・・だから」

最後の方はまたわからなかった。

「ん?ごめん。わかんなかった。
 もう1回いい?」

「ッッ―――。

 その・・・・・・

 俺の顔・・・


 俺の顔真っ赤なんだよ!!」


え?真っ赤??

あたしはしばらく状況がつかめずにいた。

腕の中で首をかしげると、通じたみたい。

あたしの気持ち―――。

「だから!俺もお前に告って、
 顔真っ赤なんだよ。
 恥ずいんだよ・・・。
 だから見んな!!!!」

今度は最後まで聞こえた。

そんな・・・潤もあたしと同じだったんだ・・・。

あたしだって恥ずかしい。

でもそれよりあたしは潤の顔が見たいよ?

でもここはおとなしく、

潤にされるがままに抱きしめられていた。
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