Love Forever
何も考えられなくなったあたしの耳には
花火の音が聞こえている。

なってやまない・・・花火の音。

でも・・・何だろう。

何か落ちつく。この音。

音のせい?

いや、きっと潤のせいだ。

潤の握ってくれている手が、
あまりにもあたたかすぎて・・・。

頭の中が潤でいっぱいになる。


―――さっきのキスからだ。
< 155 / 210 >

この作品をシェア

pagetop