Love Forever
おでこに手をあててみる。

うん、熱はないみたいだ。

「優ちゃん、ごはんここに置いとくね。
 起きたら食べて」

寝ている優ちゃんに話しかける。

そう言って、
ベッドのよこにあったテーブルに
お弁当箱を置いた。

「じゃぁ、また来るね」

聞こえているはずないのに、
話しかけてしまう。

そして、帰ろうと立ち上がったとき・・・


―――パシッ。

優ちゃんに手首をつかまれた。

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