キス&チョコ10.ver
「俺の好きなやつって正直で素直じゃないけど可愛くて、俺のことを良く知ってて、今まさに告ったやつ」
「な、なに?」
郁也の言葉に声をあげたのは彼女
あたしは目を見開いたまま動けない
「由夏、お前のことだから」
郁也、あんた頭どうかしたの?
「な、何言ってるのよ…由夏は友達だって…前に…」
「いつの話してんだよ、俺はずっと由夏が好きなんだよ、だから別れる」
郁也の視線は彼女からあたしに移った
「由夏、聞こえたろ?」