キス&チョコ10.ver
「チョコ…あげてない…」
「由夏、俺のこと好き?」
俺の言葉に真っ赤になって応える由夏
「なあ?」
どうせなら言葉にしてほしい
「…が悪いのよ……」
「あ?」
「郁也が…あたしたちの距離を縮めたんだから…」
果てしなく近くて遠い距離
それを縮めたのは俺の一言
でも……
「それに応えたのは由夏だろ?」
ニヤリと言うと由夏はパクパクと口を動かした
「せ、責任とってよ?」
「ん?俺を好きにさせた?」
「ち、違う!」
「あ~、もう静かにしろ」