保健室ノ秘メゴト

「言ったけど。確かに先生は言った、けど」

「うん」

「俺、以外に。先生のこういう時の顔見たり、先生に触った奴がいるってのが、すげぇ悔しい」

「……っ!」


馬鹿みたいだけど、と少し自嘲気味に相良くんは笑う。


「じゃあ教師になって三年間はなかったとしても。
先生は俺より年上だし、そういう関係を持った奴が今までにいるのは当たり前っつーか、…実際いるだろ?俺だって先生が初めてじゃねぇし」


ちゅ、と額にキスが落とされる。

< 45 / 52 >

この作品をシェア

pagetop