恋したAndroid.

「………」

男は黙ったまま私のことを見つめてきた。
心臓はないのに、緊張という感情が込み上げてきた。

「君の名前は?」

私の…名前は…

「コード15214.」

男は笑いながら「コードネームじゃない方だよ」と言った。
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