恋したAndroid.

するといきなりマックスがまたこちらに近づいてきて、嬉しそうに言う。

「スカイ…君は今日から僕の家で暮らすことになる…よろしく頼むよ」

私は咄嗟に、

笑顔という表情を選択した。

笑顔を作りながらアンドロイドの私は答えた。

「わかりました」

その笑顔を見た彼は、笑顔の裏に痛々しい表情を浮かべていたのに私は気がつかなかった。

「じゃあ、しばらく眠ると良い。次目が覚めるときは僕の家だよ」

「はい」

そう返事して私は、
スリープモードに切り替えて眠りに落ちた。
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