キミ色に染められて

結局俺がグランドに向かったのは夕日が沈みそうな時間帯だった。


こんな時間じゃ、誰も残っていないだろうな。
と、思っていると――…


「先生?」


見慣れない少年が一人、ボールの手入れをしていた。


「3年S組の山本和也です。後輩達から先生の話しは聞いています。是非、時間があるときは練習みて下さい。」





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