キミ色に染められて
まさか他人にばれるなんて
「俺とリンって、幼稚部からの友達…幼なじみなんだ。家も近所だしさ。」
練習着から制服に着替えながら、目の前の和也は言った。
暗くなりかけているグランドを後に今は部室で話している。ここだと他の奴に邪魔されないと踏んだのだろう。
「話し戻すけど、先生はアイツの何?失礼だけど、よくおば様に許しもらったね。」
『た、ただのかてきょー!おば様って?』
「アイツの母親。だって結構難しい人だし。先生見た目チャラいじゃん。
ま、俺は好かれてるけど。」
自分へのアピールを忘れてないな…。