キミ色に染められて

殺風景…いや、生活感が全く感じられないこの部屋…。


毎度、モデルルームに来た感じがするのには、そういう理由があったんだと、妙に納得がした。



「岡本さんの仕事の合間に、少しずつ料理を教えてもらった。
あの人、腰が悪いから、僕が少しでも家事をすれば、仕事が少なくてすむだろう?」


リンの目はより細くなり、その笑顔に俺は見とれてしまった。




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