キミ色に染められて

ぼんやりしていた性もあって、料理の半分も手をつけていなかったことに気づいた。


急いで箸を持ち直し、だされた料理を味わう。


どれも味付けは俺好み。


全てを勉強時間の前に作ってくれているのだろう。



リンは冷蔵庫からお茶を出し、コップに注がれたそれを俺の前に置いた。


「気が向いたら、アナタのリクエストでも聞いてあげるよ。」




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