キミ色に染められて

起きているときは、まじまじとみることができないその白い肌―頬に触れてみた。


(柔らかい…)


深く眠っているのか、俺は調子に乗って色々触れた。


頭。耳。鼻。

そして…………


「ん………」


触れた瞬間、リンが反応し、一瞬にして俺は氷ついた。起こしてしまったのだろうか…。


『めっちゃ、爆睡…』




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