キミ色に染められて

『あ、あのさ。
今日ちょっと、遅くなるかも…。腹へってたら待ってなくていいし…。

あ、サバの煮付けが食いた……』


「アナタの意見なんて聞かないよ。じゃあね。」


そう言って、カラダを180度回転させて、歩いて行った。


リクエスト聞いてくれたような気がしたんだけど、気のせいだったのかな?


加奈子に、早く、と袖を引っ張られそのままリンを見送ることになった。




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