キミ色に染められて
lesson 6
境界線
『どうしたんだ?調子悪いんじゃねえの?』
マルつけをしながら、リンに目をやった。
いつもなら、9割以上マルがつくのに、7割も正解していない。
それでも、優秀な方だけど。
「別に。」
『なんか悩み事かぁ?』
少し間があいて、また、別に。と言ってリンはベッドに寝転がった。
いつものこと…だと思っていたけれど……
メニュー
境界線