キミ色に染められて

前とは逆の体勢。
俺がリンを見下ろす方。


「話しにならないね。」


起き上がろうとしたので、反射的に肩をベッドに押し付けた。


突然なことで、目をカッと開いたリンは顔を曇らせて、抵抗してきた。


「僕に触るな!」


俺の下で暴れるネコの爪が俺の頬をかすめた。


『いて…。お仕置きだな。』




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