スリーThree3スリー
夏の終わりと秋
アタシが彼と出会ったのは、夏の暑さが引き始めた頃だった。


学校から駅まで向かう途中で、声を掛けられた。


ただしくは、掛けられたのはアタシじゃなくて隣にいた友達だったけど。


茶色い髪で、さほど高くない背。
一言で言うなら華奢だった。
< 2 / 5 >

この作品をシェア

pagetop