現実アクションゲーム
断崖絶壁
もう、どれくらい歩いただろうか。
日が落ちないから時刻が全然わからないが、全員の疲れはピークに達していた。
「ふぅ、着いた……」
直樹が呟く。山のふもとに到着した5人は、頂上を見上げた。
高い……気が遠くなりそうだ。
「マジでこれ、登んの?」
蓮がだるそうに呟く。
「この山の頂上のつり橋を渡れば、ゴールは目の前だ。行くしかねぇ」
直樹が言うと、一足先に登りだした。それに続く一同。
「直樹君、何でそんなこと、知ってるの?」
二葉が不思議に思い、聞いた。
「俺たちは、お前らが来る何時間か前にここに送られたからな。さっきの草原で家を周って、情報集めをしたんだ」
直樹の言葉からすると、家は蓮たちが会ったお婆さんのところだけではないようだ。
「あんまり、喋らずに行こう。余計な体力を使う」
直樹の言葉に、一同は沈黙した。
確かに、話すだけで息が切れる。体力が、もうほとんど残っていない。
黙々とひたすら歩く一同。
このまま、登って行けば辿り着く。そのはずだった。
しかし一時間程で、異変は起こった。
「……あれ?」
突然、渚が口を開く。
「どうしたんだよ?」
蓮が聞いた。
日が落ちないから時刻が全然わからないが、全員の疲れはピークに達していた。
「ふぅ、着いた……」
直樹が呟く。山のふもとに到着した5人は、頂上を見上げた。
高い……気が遠くなりそうだ。
「マジでこれ、登んの?」
蓮がだるそうに呟く。
「この山の頂上のつり橋を渡れば、ゴールは目の前だ。行くしかねぇ」
直樹が言うと、一足先に登りだした。それに続く一同。
「直樹君、何でそんなこと、知ってるの?」
二葉が不思議に思い、聞いた。
「俺たちは、お前らが来る何時間か前にここに送られたからな。さっきの草原で家を周って、情報集めをしたんだ」
直樹の言葉からすると、家は蓮たちが会ったお婆さんのところだけではないようだ。
「あんまり、喋らずに行こう。余計な体力を使う」
直樹の言葉に、一同は沈黙した。
確かに、話すだけで息が切れる。体力が、もうほとんど残っていない。
黙々とひたすら歩く一同。
このまま、登って行けば辿り着く。そのはずだった。
しかし一時間程で、異変は起こった。
「……あれ?」
突然、渚が口を開く。
「どうしたんだよ?」
蓮が聞いた。