現実アクションゲーム
「くっ!今だ、二葉!」


蓮の言葉と同時に二葉は体当たりでガイコツに突撃した。


ガン!


ガイコツはバランスを崩すと、真っ逆さまに落ちていった。


二葉も、バランスを崩して落ちそうになる。


それを、蓮が左腕で支えた。


助かった……


「ありがとう、蓮君……」


また二葉の笑顔にドキッとする蓮。何だか、嬉しくなった。


「急ごう」


直樹の言葉に、再び足を動かせる三人。


守と渚が落ちて、三人になってしまった……


「直樹」


蓮が足を止めず、直樹に声を掛ける。


「何だよ?」


「お前ら、確か……2時間前に来たって言ったよな」


「ああ」


「って言うことは、まだ他にもいっぱい人がいるのかよ?」


「多分な。俺もよく知らねぇ。それより、あまり喋るな、蓮。息が辛くなるぞ」


「そうだな」


黙々と登る三人。


頂点は、もうすぐだ。


足のガクガクが止まらないが、なんとか登りきれそうだ。


それから10分後、頂上に登りきった三人。


目の前には赤い色の小屋と、つり橋が一本あった。
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