SHINE and STAR
コットン「いくら理由を語ろうと、どんなに言い訳を重ねようと……同じです。
自身の手が届かないと嘆いたから、シルクに鎖を縛りつけた。そしてそれが間違いだと気付いたけれど、その頃にはもう手遅れだった。だから、自分ではない他人に助けを求めた。
────貴方にとって、娘とは何ですか? シルクは貴方の私物ではありません。ましてや飼い犬でもありません。ですが、親として保護する義務、見守っていく使命があるはずです。それを貴方は放棄した。……貴方が何を言おうが、私は不愉快に思います」
長く、説教じみた言葉を彼女は静かに言いきった。
言葉に言葉を重ね、淡々と語る様子は……単純に怒りを表している。
スレッド「不愉快、か。確かにそうだろうな。私はシルクを……娘を束縛している。何をするにも私の指示に従わせ、そう、まるで私物のように扱っている」
認めて、情けなく発音した。
やや自潮気味だっただろうか。否、意識して演出をしているのだが。
スレッド「保護と束縛は全く違う。そんな単純な事は理解していたつもりだが、私はその意味を誤っていた。……だが、それは二つの相違ではない。むしろ二つは同一で、誤ったのはシルクへの幸福追求だ。────お前は、シルクの笑顔を見たことがあるか?」
コットン「……。それはどのような意味で?」
私は黙って席を立ち、城下町を見下ろせる窓へと向かう。コットンもその意味を理解したようで、渋々、窓から外を覗き始めた。
自身の手が届かないと嘆いたから、シルクに鎖を縛りつけた。そしてそれが間違いだと気付いたけれど、その頃にはもう手遅れだった。だから、自分ではない他人に助けを求めた。
────貴方にとって、娘とは何ですか? シルクは貴方の私物ではありません。ましてや飼い犬でもありません。ですが、親として保護する義務、見守っていく使命があるはずです。それを貴方は放棄した。……貴方が何を言おうが、私は不愉快に思います」
長く、説教じみた言葉を彼女は静かに言いきった。
言葉に言葉を重ね、淡々と語る様子は……単純に怒りを表している。
スレッド「不愉快、か。確かにそうだろうな。私はシルクを……娘を束縛している。何をするにも私の指示に従わせ、そう、まるで私物のように扱っている」
認めて、情けなく発音した。
やや自潮気味だっただろうか。否、意識して演出をしているのだが。
スレッド「保護と束縛は全く違う。そんな単純な事は理解していたつもりだが、私はその意味を誤っていた。……だが、それは二つの相違ではない。むしろ二つは同一で、誤ったのはシルクへの幸福追求だ。────お前は、シルクの笑顔を見たことがあるか?」
コットン「……。それはどのような意味で?」
私は黙って席を立ち、城下町を見下ろせる窓へと向かう。コットンもその意味を理解したようで、渋々、窓から外を覗き始めた。