SHINE and STAR
そんな窮地に突然、
アレイド「あーー!! あれはまさかーー!!」
すぐ隣のアレイドがフィルを上回る爆発的な声量で叫び出した。
何事かと思ってアレイドを見ると、驚愕の表情でどこか遠くの空を指差していた。けれども、遠くの空はただの空である。
アレイド「フィル急ぐぞ! ヤツらがここにも来やがった!」
フィル「な、何!? 分かった、この方角だな!」
ヤツ────と言うと魔物の事なのだろう。
すぐに状況を把握したフィルは、アレイドが指差した方向へ群衆を掻き分けつつ駆けていった。
その瞬間、遠くの空から爆発音が響き渡って来た。
……これは一大事だ。
いよいよ切迫詰まってきた状況に群衆もどよめき始め、誰からとなくフィルの後を追いかけて行った。
シルク「わ、私たちも急ぎましょう!」
アレイド「ああ、そうだな」
と、さっきまでとは一転して冷静なアレイドは私の手を取って駆け出した。
ぐいっと────反対方向に。
シルク「え、ええ? 一体どこにっ」
アレイド「そりゃもう、落ち着いた場所にだな」
シルク「そ、それはどのような意味合いですかー……」
アレイド「あーー!! あれはまさかーー!!」
すぐ隣のアレイドがフィルを上回る爆発的な声量で叫び出した。
何事かと思ってアレイドを見ると、驚愕の表情でどこか遠くの空を指差していた。けれども、遠くの空はただの空である。
アレイド「フィル急ぐぞ! ヤツらがここにも来やがった!」
フィル「な、何!? 分かった、この方角だな!」
ヤツ────と言うと魔物の事なのだろう。
すぐに状況を把握したフィルは、アレイドが指差した方向へ群衆を掻き分けつつ駆けていった。
その瞬間、遠くの空から爆発音が響き渡って来た。
……これは一大事だ。
いよいよ切迫詰まってきた状況に群衆もどよめき始め、誰からとなくフィルの後を追いかけて行った。
シルク「わ、私たちも急ぎましょう!」
アレイド「ああ、そうだな」
と、さっきまでとは一転して冷静なアレイドは私の手を取って駆け出した。
ぐいっと────反対方向に。
シルク「え、ええ? 一体どこにっ」
アレイド「そりゃもう、落ち着いた場所にだな」
シルク「そ、それはどのような意味合いですかー……」