近くにいるキミ、遠いキミ(短編)





進行する結婚式の内容なんて頭に入らず、
ただその場に存在するだけのボク。



ただ1つ、キミのあいさつだけは
ちゃんと頭に入ってくるんだ。



親や友達、
お世話になった人にお礼を伝えるキミは
涙を流していて声が震えている。



そんなキミがふと口にした言葉が
ボクの耳に飛び込んでくる。




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