Fоrever~大切な人へ~
学校へ着くと、珠紀亜と別れ、まっすぐ自分の教室へ向かった。

教室にはもう、ほとんどの人が集まっていた。

一度教室を見まわす。

追いかけっとをしている男子。

集まっておしゃべりをしている女子。

中には、席で本を読んでいる子もいた。

すると何人かが私がいることに気づいた。

『オハヨー』

『ハヨー』

私も返事を返した。

自分の席へ行き、荷物をかたしていると予鈴がなった。

追いかけっこをしていた男子もおしゃべりをしていた女子もいっせいに自分の席へともどった。

『はい、セーフ』

ノリのいいサッカー部の奴が入ってくると他の奴等もどんどん来た。

っていっても7人だけどね。

でも、その中に雄の姿もあった。

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