Fоrever~大切な人へ~
『今日はここまで。』

『ありがとうございました。』

時間になったらキャプテンが先生を呼びに行き、先生と体育館に挨拶をして終わりだ。

みんな「やっと終わった」っという顔をしている。

いつもは「早く終わってくれないかな」っと思っているが、今日は違う。

まだ終わってほしくなかった。

珠紀亜は知らないから・・・

私が雄のことを好きだなんて・・・

言おうか、でも言ったらもう珠紀亜とはしゃべれなくなってしまう・・・

『澪南、大丈夫?』

私はボーっとしていたんだろう。珠紀亜が心配そうな顔で見つめてきた。

かわいい・・・

私から見てもかわいい珠紀亜に私がかなうわけがない。

私は「大丈夫」っというと、珠紀亜は「よかった」っと言って、私の服の袖をひっぱって、駐輪場に向かった。
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