Grand Sky


あたしがこういうの苦手だって知ってるくせに……

愛理を睨むとニヤニヤしながら「ごめん!」と小さく謝った。


「あのさ、あた…」

「千秋じゃん!お前やっぱりモテるね~」

あたしの声をさえぎって入ってきたのは金髪の男。

こいつつくってやがる…

「木崎…雷…先輩ですか?」

「そうだよ名前知ってくれてんだありがとね」

「かっ…かっこいい…」

皆に美しい笑顔をばらまくと皆は顔を真っ赤にして口を手で覆っていた。

こいつつくってるだけだから、こんな良い奴じゃないから…

「よっ女の子の皆さん!」

腕を組ながらノリ良く入って来たのは銀髪の男。

皆はもう声も出ないぐらい驚いていた。
まぁ驚くのも無理ないよね…
美少年二人も集まっちゃ…

「あの…でも本命は千秋先輩です!好きです!」

…まじかよ

「こんな大人数からの大告白なんて羨ましいね!なっ雷!」

「…」

金髪男は何も言わずニヤッとあたしに不気味な笑みを向けた。


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