Grand Sky
安心感の先
窓からは沈みそうな夕日が綺麗に光を放っていた。
いつからこんな事になったんだろ…
そんなことを考えながらコーラを一口飲んで軽く目を閉じた。あたしは大分疲れが溜まっていたのか麻酔を打ったように深い眠りに襲われた。
何か良い匂いがしてくる…
何だろこれ…
「おい、いい加減起きろ」
誰かに声をかけられあたしは重い目を擦り目を覚ました。目の前には金髪男。
そうだいたんだった…
大分寝たんだろう夕日は沈み辺りは暗くなっていた。
「ほら早く行くぞ」
そう言うと軽々あたしを抱え上げリビングへ行った。
「あたし自分で歩けるから」
「うん。で?」
「いちいちやめろっつってんの」
「無理」
はぁー…
!?
良い匂いは下からだったんだ…
テーブルを見ると綺麗に盛り付けされている一人分の夕飯があった。
「これなに」
「夕食」
「お前が作ったの…?」
「あぁ。お前栄養のあるもん食ってなさそーだから」