Grand Sky
父さんの仕事が見つからないまま三ヶ月が過ぎた。
仕事が見つからないイライラからか毎日仕事を見つけて来ると言い出て行くと夜遅くに酒の臭いを体中に漂わせながら帰ってきた。
そんな事を繰り返していたある日
いつものようにフラフラと父さんが帰ってきた。と同時に母さんが声を上げた。
「あんた!いい加減にしなさい!」
「あ゛?」
「毎日毎日飲み歩いてるだけじゃない!」
「こっちだって必死で毎日毎日仕事探してんだよ!」
「じゃいつになったら見つかるのよ!」
―ガツンッ
鈍い音がした。
あたしは急いで玄関に行き見てみると母さんが倒れてた。