メガネ男子に愛を捧ぐ
◆one
・君と 私の 未来予想図
太陽がちょうど僕らの頭上にやってきた午後2時。
同じく太陽みたいに能天気なひとに僕は(一方的に)話しかけられていました。
「いんちょーってさ、絶対将来新聞にコーヒーだよね」
「…はい?」
お生憎様、僕には新聞にコーヒーをつけたりする趣味はありません。
むしろコーヒーはブラックでグイッと派です。コーヒー牛乳なんて邪道です邪道。
それに僕は缶コーヒーやインスタントではなく豆からよりすぐったお気に入りのものを毎朝本格ドリップしてて……って、聞いてませんね。
…いや、まだ口にも出してないのですが。
見てればわかるのです。そうです、百聞は一見にしかーずというやつです。