メガネ男子に愛を捧ぐ




どこに自ら進んで貴方みたいなひとに眼鏡を差し出すと言うんですか。

どうせ汚されるか壊されるかで終わりなんです。わかっているんです。



「…よくありません。ほらその手を離しなさい」



性懲りも無くまだ眼鏡に手を伸ばす水谷さん。

でも身体も起こさずにおもむろに手だけを伸ばすのが、彼女らしいと言えば彼女らしい。


要するにめんどくさがり。



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