メガネ男子に愛を捧ぐ




まるで、幼子をあやす年の離れた長女のような口ぶり。

少なくとも貴方に軽く見られるような頭の作りはしていないと思うのですが。


精神的にも、勿論、学力的にも。



…何なんでしょうかね、このひとは。いったい。



そう認識すれば、一度は解き放たれたはずの、胃の下のほうに燻るモヤモヤとした感覚が、ふつふつと再燃します。

静かに揺らめくそれは、僕の思考回路を徐々に蝕んでいきます。



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