愛す




――拓の声。



私の知っているあの優しい拓の声だ。



私が辛かった時、拓はいつも励ましてくれた。



――いつも



……いつも支えてくれた。



…なのに



私は拓の相談にのってあげたことはない――



―――優しい拓たちのこと何か気にせず、私は逃げて来た。



…私が拓に会う資格なんてあるのだろうか――



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