愛す
『どうしてそこでセフレという言葉が出てくるんですか!』
その人のことを睨んで言ってやった。
「おっ!否定しないということは葵の新しいセフレなんだな?」
周りを見渡すと何人かのヤンキー君たちに私の席は囲まれた。
――女子5人組は、化粧しすぎの恐い目でこっちを思いっきり睨んでいた。
このエロ魔人(勝手に命名)が私が"葵のセフレ"だと叫んだせいだ。
葵かっこいいからな
おそらくあの女パンダ5人組(これも勝手に命名)もイケメン目当てに入学したのだろう……
『違いますっ!』
言い捨て私は机に伏せた。