愛す
「名前、刹那って言うんだねぇ~」


っと今度はエロ魔人じゃない人に話かけられた。



この声は、葵でもエロ魔人の声でもない。



机に顔を伏せている私は当然顔を上げない限り相手の顔が見えない。



――ゆっくりと重たい顔を上げた。




「わぁ、起きた」




声の持ち主は、二重で目がクリクリしてて大きくて可愛らしい子だった。




『…か、可愛い……』



…思わず言ってしまった。



「ふっ。勇悟可愛いいんだってさ。」



葵が笑いながら言った。




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