愛す
――『……雷龍?』
だけど知らないふり。
この人たち雷龍メンバーに私が元神龍のメンバーだったなんてバレてはいけない。
もし、バレたら私はこの地域・学校にはいられなくなる。
私の居場所が神龍のメンバーにバレる可能性があるから。
だったら、こんなヤンキ-学校じゃなくてもっと頭の良い学校に行けば良かったって?
それはもっと駄目。
今度は親っというか家の関係者にバレてしまう可能性があるから。
まさかあの人たちにはこんなヤンキー学校に通っているとは思っていないだろう。
私は今家を出て一人暮らしをしている。
――「せっちゃんも雷龍に入りなよ。」