愛す



――ジャージに着替えてコンビニへ向かう。



マンションから徒歩5分の場所にあるとっても便利なコンビニ。



6月の夜は雨は降ってないもののジメジメしてしてて蒸し暑かった。




―――「ふざけんなあぁぁ!おらあぁぁ!」



コンビニの前でどこかのヤンキー君たちが一人をあいてに殴り合いをしている。



しかも私が通うことになったあの清潔感の欠片さえない桜ヶ丘高校の制服を着ている……


着崩しすぎて殆ど原型はないけども……



……っていうか、正直迷惑だ。



助けてあげるべきなのだろうが変なのに絡まれたくない。



そのまま無視してコンビニの中へ入ろうとすると、



「おいおい!そこの人!」



……運悪く声をかけられた。



< 38 / 200 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop