愛す
four.
――ブォン!ブォン!
『…な、なんでこんなことに……』
バイクの音がするこの煩い倉庫は雷龍の倉庫。
――そう、授業を放棄して私はさっそく雷龍の倉庫に案内されたのだ……
「ようこそ、雷龍のアジトへ」
『…あ、葵…』
雷龍の倉庫は学校から車で20分程度の所。
あの"喧嘩上等!"っと書かれた学校の校門の前に厳ついお兄さんが運転する車2台が止まっていた。
そしてそのまま雷龍アジトへ連れてこられたのだ。
雷龍のアジトは神龍のアジトとは雰囲気が違う。
神龍のアジトは古い洋館みたいな感じだった。
だけどここは暴走族っていう感じがする。
倉庫だけど広い。