愛す

six.






―――「…着いた」



暫くして車が止まった場所は、ライブ会場ではなく少し古びたアパート。



あれから慎との会話は一切なくこのアパートまで連れて来られた。



――慎の家なのだろうか……



――慎は慣れた感じで車をアパートの脇に止め、階段を登っていく。



私もそれに続く。



――「ここだ。」



2階のとあるドアの前で慎は止まった。




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