、ほんとは好きだよ…



「優姫、これからもよろしくね!」

「光、直ちゃん。もちろんだよ。」

光、直ちゃん、卓斗君とは高校も一緒だ。


「高校入ってクラス別々になっても変わらないから!ずっと友達だよ。」

「直ちゃん。本当にありがとう。絶対だよ。」



「反町。」

「卓斗君……。」

「ちょっと、話があるんだ。」



私はうなずいた。




「もう卒業だな。……あの事故から、もう一年半か。」

「……うん。」

「今まで、反町を見守ってきた。それはこれからも変わらないから。」

わかっていた。
光も直ちゃんも卓斗君も、事故以来不安定な私を思ってそばにいてくれてる。

直ちゃんや卓斗君は勉強苦手なのに一生懸命勉強していたことを知ってる。
< 102 / 313 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop