、ほんとは好きだよ…
大切な……
もう恋愛できない。
そう思っていたはずなのに……
あなたは強引に私の心に入り込んできた。
「反町優姫ちゃん、だよね?」
「あ、はい。」
「俺、彼方徹平っていうんだ。隣りのクラスなんだけど、初めてみた時から君のこと可愛いなって思ってて。携帯持ってる?アドレス、交換してくれない?」
携帯は持っている。
高校に入学した時に買った。
「え、どうしよ?私あなたのこと知らないし。」
「友達になろ!そうすりゃよくわかるようになるっしょ!」
軽い人。これが徹平の第一印象だった。